ミニチュアダックスにトリミングが必要なのはどんなとき? ポイントや注意点も紹介
ミニチュアダックスは定期的なトリミングが不要な犬種です。だからといって、被毛を一切カットしなくていいかと言えば、そうではありません。ミニチュアダックスがトリミングが必要な部位や気をつけるポイント、道具の使い方について紹介します。
安全や清潔を保つためのトリミングが必要
ミニチュアダックスのようなダブルコートの犬種は、毛が定期的に生え変わります。おしゃれや夏の暑さ対策などでトリミングする飼い主もいますが、とめどなく伸び続けるわけではないので、トリミングが必要ありません。では一切毛を切らなくていいかと言えばそうではなく、ミニチュアダックスの清潔やケガの防止のためにトリミングが必要な場合があります。
肛門まわり・内股
排泄物がつきやすく不清潔になりがちな部分なので、毛を短くカットしておくことが望ましい
足先・肉球の間
カットしないと滑りやすく、ミニチュアダックスの転倒や関節に負担をかける原因になってしまう
耳の中
ミニチュアダックスは垂れ耳なので耳の中が蒸れやすく、毛を短くして通気性をよくしておいたほうがいい
ミニチュアダックスの被毛はロング・スムース・ワイヤードと3種類ありますが、ロング以外のタイプにも共通することです。
部分的なカットであれば、ペットサロンでなく飼い主がカットすることもできます。ミニチュアダックスの健康のために、自宅でカットしてみませんか?
トリミングに必要な道具
自宅でミニチュアダックスの部分的なトリミングをする場合、ブラシとハサミがあれば十分です。ハサミは人間用でもいいのでヘアカット用を用意し、安全のため先が丸くなっているものを選びましょう。細かいところをカットするための小さなハサミもあるといいですね。
ブラシはいつものお手入れで使っているものでいいでしょう。
その他、犬が音に驚かないようなら足の裏やお尻用にバリカンがあると便利です。毛が散らからないように敷くビニールシートもあるといいですね。
トリミングのポイント
トリミングするときは、まずミニチュアダックスが「じっとしていられる」ことがポイント。どこを触られても嫌がらないということも重要です。特に、カットするときは犬が敏感な耳や足先などを長時間触ることになるので、子犬のころから訓練しておきましょう。
部分的なカットなら、ミニチュアダックスの安全にさえ気を配ればそう技術はいりません。始める前にブラッシングして毛のもつれをほどいておくこと、ハサミの先を犬の体に向けないようにすることなどに注意すれば大丈夫です。